流れるままに、求められるままに、そんな生き方が出来たらいいな


 

フリーアナウンサーの小林麻央さんがなくなりました。享年34歳、乳がんにて。

彼女の写真を見たのは1ヶ月くらい前が最後です。「あぁ・・・」と思って、彼女のブログはあまり読みませんでした。

私が最初に勤めた病院はがんセンターでした。20歳で働き始めた私にとって、茶色いレンガ建ての病院の空気はいつもなんとなく重苦しいものでした。看護師寮から夜勤に行くたびに、個室の灯りがついているのを確かめて「よしっ!」と気合を入れて仕事に向かっていました。3年間で婦人科・泌尿器科・血液化学療法科・脳外科・整形外科・呼吸器科・消化器科と色々な病棟を経験しましたが、30年近くたった今でもたくさんの患者さんのことを覚えています。

祖母も父もがんで亡くなりましたが、二人とも抗がん剤治療はしませんでした。祖母は高齢で手遅れだったため、父は自分で拒否したためです。

その時に思ったのは、どんな治療法を選んだとしても自分の思った通りに死ぬのはなかなか難しいんだなということ。

でも、どんな状況でも最後までより良い人生をおくれるようにお世話するのが看護師の役目。自分の家族にも、悩み苦しみながらもそうして寄り添うことが出来たのが最高の孝行だったのではないかと思っています。

今まで、50年近く生きてきて、なかなか思い通りにならない障害の多い人生でした。でも、そのお陰で自分では思いもよらなかった貴重な経験をたくさんさせてもらいました。

これからは、流れるままに、求められるままに、そんな生き方をしていけたらいいなと思っています。

 

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