過去と現在と未来は繋がっている~求められるところへ、冒険の旅は続く~


私は、ハンドメイド講師、ニットデザイナー・刺繍作家を経て、今はハンドメイド作家の育成や起業支援をしていますが、高校と短大は看護科でした。本当は小学生のころから、将来は手芸作家になってハンドメイド本で仕事をしたいと思っていたのですが、親や親戚に反対されてなぜか看護師になりました。でも、今は看護科で5年間勉強して、その後3つの病院で6年間看護師として働かせてもらって本当によかったなぁと思っています。

まず一番良かったと思うのは、看護や医学や育児や栄養の勉強ができたこと。看護とは患者さんがもとの生活レベルにまで戻っていけるように援助することなので、人間の体の仕組みや成長過程や心理状態や病気のことを総合的に学び、そのケアをするために必要な知識と技術を身につけます。しかも高校(准看護師)と短大(正看護師)で2回ほぼ同じことを学んでいるので、より理解度が深まりました。

だから、よく一般の人が出産直後の子育てですごく苦労したとか、栄養管理が大変だったとか、思春期の子供との対応に苦労したとか言いますが、私にはそんなに苦労したという記憶がありません。たぶん、何かしらの小さいトラブルはあったとは思いますが、予めこういう時はどうすればいいのか対処法がわかっていたので、そんなに大事にはならなかったのでしょう。

逆に、私が35歳から10年以上体調を崩してしまったので家事・育児は最低限しかできませんでしたが、3人ともとても大人しくて優しい子供たちだったので私の方が助けられました。夫もそれまでは仕事一辺倒で残業や研修でほとんど家にいない人でしたが、ずいぶん子育てを手伝ってもらいました。本当にありがたかったです。

次に良かったのは、やっぱり素晴らしい仲間と巡り合えたことです。看護科の同級生たちは志が高い人たちが多く、今も現役で看護師・保健師をしていたり、訪問看護をしたり、看護学生の指導をしたりと活躍中です。ずっと働き続けている仲間には本当に頭が下がる思いです。他の仕事をしている人や主婦の人もいますが、みんなそれぞれの道を尊重し合っています。

高校の恩師も何年か前に定年退職なさいましたが、最後まで教育者としてご活躍された素晴らしい先生です。学生のころは結婚して子供がいても働き続けることがこんなに大変なことだとは思いませんでしたが、今になってみると本当に先生方は頑張って指導して下さったんだなぁと思います。2人目の妊娠中も担任として看護実習に毎日付き合ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。

短大の時も、素晴らしい先生方に恵まれて、たくさん勉強させていただきました。履修科目以外の選択科目も全てとったので毎日夕方までカリキュラムがビッシリ埋まっていましたが、選択科目の方が人数が少ないので自由度が高くて面白かったです。看護実習も遠くまで始発で出かけたり、泊まり込みで実習に行ったりと大変でしたが、深夜の出産立ち合いなどは思い出深く今も鮮明に記憶に残っています。

最近、過去を振り返ることが多いのですが、過去の経験は今の仕事とは全然関係がないように見えて、すごく密接に関わってるんだなと感じています。特に2年くらい前から始めた、本の執筆や講座のカリキュラムの構築や起業支援には、看護学生や看護師時代の経験がすごく役に立っています。あの頃は、将来こんなことをするなんて夢にも思っていませんでしたが、どこでどんな経験が役に立つのかわかりませんね。厳しい先生や先輩方にビシビシ鍛えられて毎日残業続きで泣きそうでしたが、そんな経験が今役に立っているかと思うと不思議な気持ちです。

「過去」と「現在」と「未来」は繋がっているんですね。これから、どんな道へ進むのか自分でもよくわかりませんが、私を求めてくれる人のところへ・・・。

冒険の旅はまだまだ続くようです。

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