ハンドメイド作家としての自分に自信を持つ方法


ハンドメイド作家さんの中には、自分や作品に自信が持てなくて、安い値段をつけてしまったり、お金をもらうことに抵抗がある人が結構多いなと感じています。

実は私も長い間、自分がニットデザイナーだと名乗ることにも、適切なお金をもらうことにも抵抗がありました。

学生時代は10年以上、材料費のみ(製作費無料)で、友達や親戚にニットや洋服や布小物を作っていました。その後、仕事にするために編物の資格を取り、デザイン学校のニットデザイン科も卒業して、手芸の本に作品や取材記事が掲載されたりしていました。その頃は自宅で手芸教室やオーダーメイドなどもやっていたのですが、教えてくださった先生が「たとえ生徒さんが一人でも、資格があるのだから自信を持ってお金をもらいなさい」と仰ったので、適切なお金をもらっていたのです。

でも、3回の出産・2回の夫の海外赴任・6回の引越し・病気・介護・子供たちのPTA役員(12回)などを経験するうちに、だんだんと自信がなくなってきてしまったのです。中でも、一番大きな原因は体調不良です。私は「期限が守れない」とか「作ると約束したのにできない」ということは、仕事をする上で一番やってはいけない事だと思っていました。だから、迂闊に約束して「やっぱりできない」と断って信用を失うのが一番怖かったのです。そのため、自分から「やります」ということができない状態が長く続いていました。(実際には25年間、仕事の期限を守らなかったことも、手芸教室を自分の都合で休んだことも一度もありません。講座は一度だけ、インフルエンザで日程変更したことがあります。)

もう一つの原因は、家族からハンドメイドを仕事だとなかなか理解してもらえないことでした。「ハンドメイドなんてただの趣味」「そんな趣味ばっかりやってないで家事をやれ」「自称ハンドメイド作家なら誰でもなれる。仕事というなら成果を出してみろ」「家計を支えられるくらい稼がなければ仕事とは言えない」「稼ぐならきちんと確定申告をして税金を計算しろ」「自費出版は絶対にダメ」などなど、まるで家に鬼部長がいるようでした。生まれ育った家族や親戚から反対されただけでなく、次は夫や子供にまで。でも、反論すると疲れてしまうので反論は一切せず、成果を出すことに力を入れました。

そうこうしているうちに少しずつ体調も回復し、子供たちも大きくなってきたので、5~6年前からはイベントや展示会に出展したり、また勉強を再開したりできるようになりました。10年前からやらせていただいている書籍の仕事でも、都内にデザインの打合せに行けるようになりました。その辺りから、少しずつプロだという自覚が芽生えてきたような気がします。自宅の手芸教室もずっと週1回続けていて、幼小中学校のPTA講習会などにも呼ばれるようになっていました。

その後、色々な企業やメーカーとお仕事させていただいたり、3年前からハンドメイド作家育成の仕事を始めてからは、周りの人からプロとして扱われることが多くなって、少しずつ自信が持てるようになってきました。だから、自信が持てるようになったのはごく最近なのです。今ではようやく家族や親戚も認めて応援してくれるようになりました。

結局、自分に自信を持つというのは、実際に行動してみて周りの人から評価されたり喜んでいただけて、はじめて芽生えてくるものなんじゃないかと思います。その回数が多ければ少しずつ自信は増えていくし、やらないでいればいつまで経っても自信は持てません。これは、元々の性格にもよるかもしれませんが、やっぱり失敗してもいいから自分で実際にやってみる以外に方法はない気がします。

もちろん自信を持ったからって傲慢になったり自慢ばかりするのは良くないと思いますが、まずは自分や自分の作品に自信が持てるように、少しずつ行動あるのみですね!

来週からは、ハンドメイドイベント出展講座も始まります。11名のハンドメイド作家さんが参加して、実習しながら4月の日本ホビーショーに出展します。今から私もわくわくしています。一緒に楽しみながらハンドメイド作家として仕事をする上で必要なことを身につけていきましょう♡

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