ハンドメイドだけでなく、自分のやりたいことを見つけるお手伝いができれば嬉しい



ハンドメイド作家育成の仕事を始めて、この6月で丸3年になります。お陰様で、最近は受講生たちの活躍も目覚ましく、プロとして活躍する人も多数出てきました。そんな報告を聞くたびにいつも嬉しく思っています。でも、私は必ずしも全員にプロとして活躍してほしいとか、起業してほしいと思っているわけではないのです。

時々、「沼里先生の講座を受けましたが、違うことをやりたくなったので申し訳ありません」とか「ハンドメイド作家じゃないから、みんなとは一緒にいられません」と仰る方もいるのですが、私はそういうことを全く気にしていません。むしろ、私の講座を受けて、ご自分の本当にやりたいことに気づけてよかったと思っています。

私は小学生のころから、ハンドメイド作家・ニットデザイナーになりたいと思っていました。でも、どうやったらなれるのか全くわからなかったので、ご活躍ごされている方々の経歴や行動を調べて研究し、いろいろな学校へ行ったり資格を取って勉強しました。その後、講師、作家、デザイナーとして活動してきましたが、それでもやっぱり明確な道というものは、よくわかりませんでした。

ここ何年かで、ようやくわかるようになってきましたが、その間にハンドメイド・ホビー業界を取り巻く環境も大きく変化し、作家に求められている能力も以前とはだいぶ変わってきました。また、今は色々な経歴や職業の方がハンドメイド作家やクリエイターとして活躍したいと努力されていますが、道に迷って困っている人がたくさんいることも知りました。だから、私はこの仕事を始めようと思ったのです。

「もっとハンドメイドを仕事にしたい人が、自分の道を見つけてやりたいことを実現するお手伝いをしたい」「正しい知識を身につけて、ネットや販売や著作権などのトラブルに巻き込まれることなく長く楽しく活動してほしい」「ハンドメイド作家さんがスムーズに活動できるようなネットワークを作りたい」そんな思いで活動しています。

講座を受けた方の中には、「今は子育てにもっと力を入れます」「介護をしているのでそちらをメインにしながら、少しずつイベントに出たり販売をしていきます」「ハンドメイドは仕事にしないで趣味で楽しんでいきます」「もっと別のことをやりたくなったので違うことを仕事にします」という方もいらっしゃいます。でも、私はそれでいいと思っています。

やはり、人には向き不向きというのがありますし、タイミングというのもあります。私も、親の反対、3人の子育て、夫の海外赴任(2回)、国内転勤(4回)、親の介護、自身の病気と、思い通りに活動できない期間が長くありました。そういうときは、どうやっても自分で状況を変えることはできないのです。だから状況を受け入れ、地道に一つ一つ、その時できることを積み重ねてきました。

継続は力なりといいますが、その時に無名の状態からコツコツと積み重ねてきたものがあるから、今こうして皆さんにお伝えすることができるのです。だから、そんな思い通りにならない状態も無駄ではなかった。むしろ他の人よりもたくさんの経験ができて、今ハンドメイド作家さんが何で悩んでいるか、どうしたいと思っているかわかって良かったと思っています。

私は結構ストイックなので、仕事相手にそこまで求めていないと言われても、自分がわからないことは教えることができません。だから、もっと深く物事を追及してしまうし、段取りにもこだわってしまいます。

でも、受講生には、最初から完璧を求めていません。もっともっと失敗して、そこから学んでほしいと思っています。失敗することよりも、やらないことのほうがよっぽどもったいない。だって、やれば必ず得るものはあるのだから。たとえ最初は30%しかできなくても、そこから50%、70%、100%とクオリティを上げていばいいのです。そのお手伝いは喜んでしています。

ただ、一つだけ決めているのは、自分からやらない人には無理にやれと言わないことにしています。なぜなら、自分で覚悟を決めてやった人だけしか伸びていかないと気づいたからです。厳しいと思うかもしれませんが、プロになりたいなら自分で考えて、自分で進んでいく力が必要です。だから、その気がない人は無理に誘わないことにしているのです。

今までの経験から、過去の栄光にすがる人、変化を受け入れられない人、プライドが高すぎる人、失敗を恐れる人、人と比べて勝手に落ち込む人、アドバイスを批判と受け取る人は難しいかもしれません。やはり、初心者でも経験者でも、素直に1回やってみる人が伸びていくと感じています。

ただし、私のやり方が一番正しいと思っている訳ではありません。その人その人のやりたいことによって、合う合わないはあるでしょう。だから、一度やってみて、やり方が合わないと思えば他のやり方に変えてもいいし、他で学んでいただいても構わないと思っています。それを咎めたり、引き止めたりすることは一切ありません。むしろ、ハンドメイド作家さんは、もっと色々な考え方や価値観を知って、人と交わったり外に出た方がいいと思っています。

さて、この春から色々と新しいことが始まるのでパソコンを新調しました。たぶん、その道のプロフェッショナル(?)の夫が2日間かけてセッティングしてくれました。何だかよくわからないけれど、あれこれ買ってきて、接続したり、データを移行したり、バックアップしたりと、色々してくれたみたいですよ。ありがたいですね。

今日は動画撮影の練習をします。上手くできるでしょうか?何事も新しいことに挑戦するのは勇気がいりますが、好きなことをやるためなら頑張れちゃうから不思議ですよね!?

好きなことができるって本当に幸せなことだなぁ。最近は、今まで頑張ってきたご褒美をたくさんいただいているような気分です。

ハンドメイドを仕事にしたいなら、こちらの2冊の本がおすすめです。

第42回 2018 日本ホビーショー

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