目の前のたった一人のお客様を喜ばせたい


私が、手編み講師として人に教える仕事を始めたのは22歳の時でした。その時に恩師からいただいた言葉を今も胸に刻みこんでいます。

「お客様が一人でもいたら始めなさい。場所はキッチンでも、居間でも構わないから。お金は既定の金額を堂々といただきなさい。もう講師の資格があるのだから」

それでも、やっぱり最初に既定の金額をいただくのは、ちょっと怖かったのを覚えています。小学生の頃から、お昼休みや放課後に、クラスの友達に編物や刺繍を教えていたにも関わらず・・・です。

気が付けば、それから28年。看護師をしていても、結婚しても、引っ越しを7回しても、海外に住んでいても、3人の子どもが小さくても、体調がイマイチでも、ずっと手芸教室を続けてきました。教えるジャンルも、お客様のニーズに合わせて、編物、刺繍、ソーイング、パッチワーク、ビーズアクセサリー、カルトナージュ、パン、お菓子と色々教えてきました。(体調が本当に悪い時の3年間と、親の介護をしている1年間はお休みしました)

きっと私は人が好きなんですよね。だって、デザイナーってとっても孤独なんです。作っている時や、考えている時って、一人の世界に入り込んでしまうので、何日も人と話さないこともあるのです。(家族がいるので、全く話さない訳ではないですが・・・)

だから、手芸教室で生徒さんと話せる時は、とっても楽しかったのです。大好きなハンドメイドのことを、一緒に話せる仲間がいるって本当に嬉しいんですよね。教えることで、教えられることも多かったですしね。今まで生徒になってくださった皆様には本当に感謝しています。

今はハンドメイド起業アドバイザー(ハンドメイド作家育成アドバイザー)として、ハンドメイドを仕事にする方法を教えていますが、基本的には以前とずっと同じ気持ちでいます。

「目の前の、たった一人のお客様を喜ばせたい」

講師から見れば生徒さんは大勢ですが、生徒さんから見れば講師は一人です。

だから、いつも生徒さん一人一人に気を配れる講師でいたい。そして、一人一人が夢を叶えられるように、必要なサポートをしていきたい。それが、私の願いです。

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