「育てること」は信じて待つこと


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「育てる」とは
1 手間をかけて養い成長させる。養育する。「実の子同様に育てる」「苗を育てる」
2 能力などが伸びるように教え導く。手を掛けてやったり、教え鍛えたりして、一人前として通用するまでにする。「後継者を育てる」「選手を育てる」
3㋐小さな規模で出発した組織・団体などを発展させる。「地場産業を育てる」
㋑ある考え方・気持ちなどが伸びていくように力を尽くす。「独立心を育てる」「夢を育てる」
4 手なずける。おだてる。そそのかす。
goo辞典よりhttp://dictionary.goo.ne.jp/jn/130706/meaning/m0u/

でも、私の中では「その人の持っている力や意志が、向いている方向に行くのを信じて待つ」という意味合いが大きいかな?

だから、色々なハンドメイドの道や効果的な仕事のやり方は教えるし、本人がやりたいということにアドバイスはするけれど、基本的に「あれをやれ」「これをやれ」とは言わないし、逆に「あれをやっちゃいけない」とか「これをやっちゃいけない」とも言わない。それで、上手くいっても失敗しても、それが全て本人の力になると信じているから。(心の中では「あ~あ、あっちを選んじゃったのか~。こっちを選んだ方がAさんには向いてそうだし成果が出るのにな~」と、思うことはあるけどね。)

だいたい、物事は成功したことよりも失敗したことから学ぶことの方が多いんだよね。経験的に。だから、本人が納得するまで失敗して自分で気が付くまで、周りは待つしかないのかな?・・・というのが持論です。

私の元へ来る人は、ある程度ハンドメイドの基礎がある人が多いです。もちろん、まだ始めたばっかりという人もいるけれど、たいてい皆さんとてもセンスがいい。だから、教えたことをどんどん吸収するし伸びていく。特に素直に教わったことを一度やってみる人は伸びが早い。

逆に言われたことをやらずに、自分のやり方や今までのやり方に引きずられている人は伸びが遅いか、全く伸びない。すごく残念だな…とは思うけれど、それはそれで仕方がない。本人がやらなければ伸びることはないのだから。

 

実はハンドメイドにはたくさんの仕事があるんです。そして、その仕事によって作るものも全く変わってくるし、必要な技術や知識も全く変わってくるの。それを知らずにやっていて上手くいかない人が多いんじゃないかな?

・売りたいのなら、自分が作りたいものよりお客様が欲しがるものを作ること。
・教えたいのなら相手のレベルに合わせて生徒さんが作れるように教えること。
・商業デザイナーになりたいなら、相手の求めるものを的確に提案できるようになること。
・アーティストになりたいなら見た人がドキッとするようなものを作れるようになること。
・アイディアを出すより、見本通りに作るのが好きならば制作者になるのが向いている。

・作ったものを売りたいと思っているのに売れないのなら、お客様が欲しいものより自分が作りたいものばっかり作っているのかもしれない。

・自分では商業デザイナーになりたいと思っているけれど、本当は自分でアイディアを考えるより制作者になる方が向いているのかもしれない。

・いつも人に囲まれていて「教えて、教えて」と言われるのなら、自分で作るよりも講師の方が向いているのかもしれない。

・できるのなら一度に2つや3つやってもいいんだしね。(ただし、力の入れ加減には気を付けて)

ハンドメイドの仕事を教えていると、自分のやりたいことと向いていることが違う人が意外と多いことに気づきます。きっと本人にとっては、今までやりたいと思っていたことを変えたり、方向転換するのはとても苦しいことでしょう。でも、今までのやり方で上手くいかないのなら一度違うやり方を試してみたり、方向転換するのもいいんじゃないかな?

私も子供の頃は、自分はただ作るのが好きなんだと思っていました。でも、周りの友達に「教えて、教えて」と言われるので教えていたら、意外と教えるのも好きだなと思って、最初に手編みの講師の資格を取りました。それですぐに教え始めましたが、元々デザイン学校へ行きたかったので行きながら腕試しのつもりでコンテストに応募したら次々と入賞しちゃって「あれっ?やっぱり私はアイディアを考えるデザイナーに向いているのかもしれない」なんて、そのとき気付いたりして。その後も、講師、販売、ニッター、デザイナー、イベント、企画、運営、広報、営業、写真、ブログ、HP作り、書類作り、事務・・・と、色々経験して、結局一通りの仕事をぐるりと一回りして、今はハンドメイド作家を育てる講師に落ち着いたという訳です。(この先はどうなるかわかりませんが…)

本音を言えば、アパレルや手芸メーカーでの仕事の経験がないことがすごく残念だったし、それじゃやりたいことは出来ないんじゃないかと思っていたけど、今になって思えばそんなの杞憂だったことがわかりました。だって、どこでだって経験は積むことが出来るし、それを評価してくれる人はいるから。そして、どんな経験も自分の糧にしようと思えば糧にすることが出来るということに気付いたから。それに、もしまだ足りないと思うなら、今からだって勉強したり就職したりすればいいんだしね。

だから、本当に自分に向いていることなんて、やってみなくちゃわからないよ。そして、自分で経験したことは決して無駄にはならない。だから、とにかくあまり考えすぎずに「やってみたい」と自分が思うなら何でもやってみればいいんじゃないかな?いつも心の赴くままに、迷ったら自分が笑顔になれる方を選べばいいよ。私はいつでも見守っているから。

 

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2016-12-19 | Posted in 全体, 生き方Comments Closed 

 

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