五十にして天命を知る


孔子は「五十にして天命を知る」と『論語・為政』に書いていますが、もしも人には天命というものがあるのならば、私には ”ハンドメイド作家を育てる” という天命があるのでしょうか?

3年前までは、そんなことを思ったこともありませんでした。

でも、手編み師範過程で勉強している時にふと思ったのです。「あ、私はもうこっち(生徒側)にいちゃいけない。あっち(講師側)へ行って教えなくっちゃ!」ってね。でも、まさか編物の先生でも、刺繍の先生でもなく、ハンドメイド作家育成講師だなんて・・・その時は全く想像もしていませんでした。

それから、ハンドメイドブームが起きて、なぜかハンドメイド作家の仕事の本を2冊も出版することになり、ハンドメイド作家育成講座のカリキュラムを作って教えることになり、デザフェスやHandmade MAKERS’や日本ホビーショーに生徒を連れて出展することになり、自治体や商工会議所やヴォーグ学園でも講座を担当させていただけるようになるなんて・・・。人生って、何が起きるかわからないものですね。

途中で、何度も何度もやめようと思いました。思い通りにならないことや柵が多すぎるし、周りの人の無理解やどこからともなく聞こえてくる誹謗中傷にも挫けそうになりました。「もう無理なんじゃないかな?」「こんな思いをしてまで私がやる必要はないんじゃないかな?」「別にやらなくても世の中の人は困らないんじゃないかな?」でも、そう思うたびに、なぜかどこからかサポートが入って、また続けることになってしまったのです。

家にいれば、今までと何も変わらずのんびりとした時間が流れています。でも、私の目に映る景色は3年前とはガラリと変わってしまいました。付き合う人も、やる仕事も、行く場所も、求められることも・・・。時々これは夢なんじゃないだろうかと思います。「私は、どうしてこんな事をしているんだろう?」ってね。でも、これは現実なんですよね。本当に不思議です。

15年前にアメリカで体調を崩してから、私はもう一生外で働くことはできないと思っていました。だから、今こうして健康を取り戻してお仕事をさせていただけることがとても嬉しいし、私の知識や経験を必要としてくださる方がいることが本当にありがたいです。

私は自分を必要としてくれる人がいる限り、この仕事を続けて行こうと思います。そして、自分のお役目が終ったなら、次の人に託して静かに去りたいと思います。

この世で出会える人、一緒に仕事をしてくれる人、育て巣立っていく人、陰となって応援してくれる人、力を貸してくれる人、導き光を示してくれる人、すべての人に感謝を込めて。一日一日を大切に過ごしていきます。

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