執着が強すぎると、目の前のチャンスに気がつかない


 

物でも、人でも、場所でも、仕事でも、夢でも「これでなくちゃ絶対にイヤだ!」と執着すると、とても苦しくなります。それ以外は受け入れられませんから、せっかくチャンスが来ていても自分では気付く事さえできません。

以前の私は、小学生の頃から「ハンドメイドの自分の本を出版社したい」と思っていましたから、その目標に向かってずっと努力をし続けてきました。

でも、親に反対されて一度看護師になったり、結婚や出産をしたり、夫や子どもと2回もアメリカに行ったり、5回も国内転勤をしたり、病気になったり、親の介護をしたり、PTAなどの役員を12回もしたりと、ハンドメイド以外の試練が多過ぎて、なかなか辿り着くことが出来ませんでした。

だから、書籍の仕事をたくさん任せていただいていても、ニット本の表紙を飾らせていただいていても、まだまだ目標を達成できていないと、自分に自信を持つことができませんでした。

15年前に病気になった時に、健康も、自信も、若さも、容姿も、周りの人間関係も、一度すべて失ってしまったのです。それ以来、もう一生人前に出て何かをする事はしないと固く心に決めていましたし、ずっとニットデザイナー、ハンドメイド作家として物を作り続ける仕事をしていくと思っていました。

ところが6年前に、あるきっかけで気持ちが変わり、周りから頼まれた事を何でもやる様になってから状況が変わり始めました。

それまで、私は「チャンスって10年に一度くらいしか来ないなぁ」と思っていましたが、実はチャンスって行動していればどこにでも転がっているんですよね。ただ、それに自分が気付いていなかっただけなんです。そして、掴みに行こうともしていませんでした。私以外にも、そんなハンドメイド作家さんは多いような気がします。

周りの友達から「ホームページを作ってみれば?」とか「ネットショップをやってみれば?」とか「イベントのお知らせをみんなにしてあげようか?」とか「作品を宣伝してあげようか?」と言われても全て断っていました。

その時は、まだ体調があまり良くなかったので、どうしても積極的になれなかったのです。期待に応えられない自分も辛かったですしね。本当は、もっとみんなに甘えられれば良かったのかもしれませんが、そんなこと悪いなと思ってしまって、できなかったのです。体調が悪いと知らせて、みんなに心配をかけたくもなかったですしね。

そんな私と同じ失敗をみんなにはして欲しくないと思って、今はハンドメイド作家育成活動をしています。それは、私を育ててくださったたくさんの皆様への恩返しでもあります。

私は執着(こだわり)が強すぎて、ずいぶん遠回りをしてしまいました。小学生の頃に、ふと思ってしまった夢に振り回されてしまったのかもしれません。そういえば、亡くなった祖母に20歳くらいの頃その夢を話したら「ずいぶん大きな夢を持ってるなぁ」と言われました。でも、自分ではそんなに大きな夢だとは思っていなかったのです。

お盆で祖母や父も実家に帰って来ているでしょうか?二人に自分の出した本を見せられなかった事だけが心残りです。今、ハンドメイド作家を育てたり、起業支援をしているなんて言ったら、きっとビックリするでしょうね。(笑)

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